空飛び猫 第2章

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第1章では、4匹の翼を持つ子猫が母猫のもとを離れ旅立つ様子が描かれていました。第2章では、子猫の成長が描かれてます。

4匹の子猫は産まれた時から翼を持ってましたが、母猫と一緒に暮らしているときは、飛ぶ機会がなかった為、飛ぶ事に慣れておらず、それはとても体力を使う行動でした。

風に乗せて上手く飛ぶことが出来るようになったころ、そこには土、砂、落ち葉、草、小枝、きのこ、虫が落ちてました。子猫たちは、今まで見たことがないその音や匂いにとてもわくわくするのでした。

○過去完了形(大過去)と使役動詞(let)が使われてます。(本文より引用)

“Tabby had always seen to it that they ate well, and so they were quiet plump, and so they were quite plump, and hard to keep their weight aloft.

“タビーお母さんが子猫たちに食べ物の不自由だけはさせるまいと心がけていたせいで、みんなは丸々と太っていて、それだけの体重を空に浮かせるためにはずいぶん一生懸命翼を羽ばたけ背なくてはならなかったからです。

1.過去完了形(大過去)

初めに現在完了形について説明します。過去に始まった動作や状態が現在まで続いている様子を表します。

過去完了形は過去に起きた出来事を2つ並べる場合、より過去の出来事を表す時に用いられます。

ここでは、①タビー(母猫)が子猫に食べ物を与えた事と②子猫の為に食べ物を集めた事という2つの過去の出来事があります。

②の母猫が子猫の為に食べ物を集めた事が、①の母猫が子猫に食べ物を与えた事より過去の出来事を表してます。

2.使役動詞(let)

文法の授業では、使役動詞(let)+目的語(wind)+動詞(bear)の原型と教わりました。

直訳では、風に子猫を運ばせるとなります。村上春樹さんの翻訳では、からだをうまく風に乗せると意訳されてます。

以上、過去完了形と使役動詞(let)の解説でした。

森にたどり着いた時、4匹の子猫は初めて見る景色にわくわくしてました。ところが、3章ではそんな生活にトラブルが起きます。どんなトラブルが起きるのか続きは3章をご覧ください。

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