こわいわるいうさぎのおはなし

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“こわいわるい”だなんて、いったいどんなうさぎなんだろう!

出典

『THE STORY OF FIERCE BAD RABBIT』
『こわいわるいうさぎのおはなし』
BY BEATRIX POTTER
ビアトリクス・ポターさく

あらすじ

“THIS is a *fierce bad Rabbit;
look at his *savage *whiskers, and his *claws and his turned-up tail. 

これはこわいわるいウサギです。
この逆立ったヒゲ、尖った爪、立ち上がったしっぽをごらんなさい。

”何を怖いと表現しているのか”わかりますか?

『逆立ったヒゲ、尖った爪、立ち上がったしっぽ』ですね!

その通り!それらの特徴を持っているものを *fierce(こわい)”と表現しています。

Oxford Learner’s dictionariedより
https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/

*fierce
(especially of people or animals) angry and aggressive in a way that is frightening
⇒(特にヒトや動物が)怒っていたり攻撃的な様子で怖がらせていること
*savage
aggressive and violent; causing great harm
⇒大きな被害をもたらす攻撃性と暴力性
*whiskers
any of the long, stiff hairs that grow near the mouth of a cat, mouse, etc.
⇒ネコやネズミの口元に生えている硬くて長い毛
*claws
one of the sharp curved nails on the end of an animal’s or a bird’s foot
⇒動物の先の部分(足)や鳥の足の鋭く長った爪

では、”わるい”は、ウサギのどのような様子を表しているのでしょうか?

“THE bad Rabbit would like some carrot.”
わるいウサギは人参を欲しいと思いました。
“HE doesn’t say “Please.” He takes it!
彼は「ください」なんて言いません。人参を取ります。
“AND he scratches the good Rabbit very badly.”
そして彼は、良いうさぎをとてもひどく引っ掻きます。

“わるい”は、他の人の物を「譲ってください」とも言わずに取ったり

傷つけることなんですね。

そうですね。
一方、よいうさぎはどのように描かれていますか?

THE good Rabbit creeps away, and hides in a hole.
よいうさぎは這いながら去って、穴の中に隠れています。

こわいうさぎから引っ掻かれても反抗せず、立ち去って穴の中でじっとしているんですね。

攻撃的な行動を取る”こわいわるいうさぎ”とは対照的ですね。

THIS is a man with a gun.
そこへ銃を持った男が現れます。
“He sees something sitting on the bench.”
彼はベンチに座っている何かを見ています。
“He thinks it is a very funny bird!”
彼は、それをとても面白い鳥であると考えています。

この男性は、こわいわるいウサギの姿を見て、”鳥である”と思っているんだよね。ウサギはこの後大丈夫なのかなあ、、、

どうでしょう。

この絵本で学べる事

抽象的な意味を持つ単語がどのような場面で使われるかを学ぶことが出来る

特に抽象的な意味を持つ単語を学ぶときは、ストーリーで学ぶと使う場面をイメージしやすいです。

例えば、タイトルで使われている”fierce”とか”bad”ですよね。

その通り!その単語を書くことが出来るようになるためには、何度も繰り返して書くことが大切だと思いますが、使われる場面をイメージするところまではいきにくいです。

確かに、”fierce”(怖い)とノートに何度も書きますがそれだけだと、どんな場面でその単語が使われるのかわからないからですね。

では、今回の物語を振り返りましょう。
“fierce rabbit”の特徴は何でしたか?

『逆立ったヒゲ、尖った爪、立ち上がったしっぽ』です!

そうですね!”攻撃的な状態、様子”を表すときに使われます。では、”bad rabbit”の特徴は何ですか?

『他の人の物を「譲ってください」とも言わずに取ったり

傷つけることです。

ばっちりですね!こちらは”攻撃的な行動”を表すときに使われていました。

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