よそ行きの服を着たモペット、ミトン、トム。
お母さんから「よそ行きの服をきれいな状態に保ちなさい」と言われていましたが、モペットは、すでに鼻を地面につけていますね。
そうですね。。
モペットは、もう服を汚しちゃったんじゃないかな!
出典
『THE TALE OF TOM KITTEN』
『こねこのトムのおはなし』
BY BEATRIX POTTER
ビアトリクス・ポターさく
あらすじ
“MOPPET and Mittens walked down the garden path unsteadily.”
モペットとミトンは、よろよろしながら庭の小道を歩いていました。
”Presently they *trod upon their pinafores and fell on their noses.”
それから、モペットとミトンは、ワンピースの上に前足を乗せて鼻を下しました。
“When they stood up there were several green *smears!”
立ち上がると、緑色のシミがいくつか出来ていました。
やっぱり、もう洋服汚しちゃってますね。
“”LET us climb up the rockery, and sit on the garden wall,” said Moppet.”
「岩を登って、庭の石壁に座りましょう。」モペットは言いました。
“They turned their pinafores back to front, and went up with a skip and a jump;
Moppet’s white tucker fell down into the road.”
彼らは、ワンピースの前と後ろを逆に着て、スキップとジャンプをして進みました。モペットの白い飾り襟は、通りへ落ちました。
“TOM KITTEN was quite unable to jump when walking upon his hind legs in trousers.”
トムは、後ろ足をズボンに入れた状態で、歩きながらジャンプすることがとても出来ませんでした。
“He came up the rockery by degrees, breaking the ferns, and shedding buttons right and left.”
トムは、シダの葉を倒し、ボタンを右左に落としながら、徐々に岩を登った。
洋服がボロボロだね、、トムの家には、これからお客さんが来るのにお母さんが見たら驚くんじゃないかな、、
そうですね、、お母さんはきっと驚きます。こねこの散歩はまだまだ続くようで、石壁に上った3匹のところへ、アヒルさんがやってきました。
“THEN the two duck-birds, Rebeccah and Jemima Puddle-Duck, picked up the hat and tucker and put them on.”
その時、アヒルのレベッカさんとジマイマさんが帽子と飾り襟を拾って頭に乗せました。
トムの帽子とモペットの飾り襟を乗せているね!
もしかして、持っていてしまうのかなあ。
レベッカさんとジマイマさんが、自分たちの帽子や飾り襟を付けているのを見た3匹は、どんな反応をするのでしょう。
“MITTENS laughed so that she fell off the wall.”
ミトンは笑って、石壁から降りました。
“Moppet and Tom *descended after her; the pinafores and all the rest of Tom’s clothes came off on the way down.”
モペットとトムは、ミトン後に降りました。ワンピースとトムの残りの服も通りへ落ちました。
“”Come! Mr.Drake Puddle-Duck,” said Moppet-
「来て!ドレイクさん」モペットは言いました。
“”Come and help us to dress him! Come and button up Tom!””
「こっちへ来て、トムにジャケットを着せるのを手伝ってほしいの!」
“MR.DRAKE PUDDLE-DUCK advanced in a slow sideways manner, and picked up the various articles.”
ドレイクさんは、片面を向けてゆっくりと進み、服の1つ1つを掴みました。
この絵本で学べる事
使役動詞: Let
“”LET us climb up the rockery, and sit on the garden wall,” said Moppet.”
「岩を登って、庭の石壁に座りましょう。」モペットは言いました。
“Let”は使役動詞と呼ばれています。”Let+人+動詞の原形”で、「人に~させる」と訳することが出来ます。
“Let us climb up the rockery”は、「私たちに岩を登らせる」と訳するのでしょうか?
そうですね。「~させる」と訳すと強制的な意味合いに聞こえますが、「~したい」お願いしたことに対して許可を求める表現となります。
モペットが、トムとミトンに対して、「岩を登りたい」と言って、許可を求めていることになるんですか?
そうですね。こねこたちは、みんなお母さんから「服を汚さないように」と言われていましたよね。モペットは、(服が汚れるかもしれないけれど)一緒に岩を登りたい」と言っているのだと思われます。
確かにモペットが1人で登りたいのであれば、”let me”と表現されてそうですが、ミトンとトムも一緒に登りたいから”let us”と書かれているんですね!
分詞構文
“He came up the rockery by degrees, breaking the ferns, and shedding buttons right and left.”
トムは、シダの葉を倒し、ボタンを右左に落としながら、徐々に岩を登った。
分詞構文とは、何ですか?
文法用語は、難しく聞こえますね。分詞構文とは、動詞にingを付けることで、動詞を副詞の働きを持つ単語に変える事です。
動詞は、動作を表す単語のことですが、副詞は、何を表す単語なのでしょうか?
副詞は、物の名前(名詞)以外を修飾出来る単語ですよ。
今回の場合は、”came up(登った)”という単語について、どんな風に登ったのかを”breaking the ferns, and shedding buttons right and left.”の部分で説明していますよ。
なるほど!「シダの葉を倒し、ボタンを右左に落としながら、徐登った」どんな風に登ったかを表しているんですね!
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