第3章では、4匹の子猫は森にもともと暮らしていたフクロウに鳥のひなを狙ってると勘違いされました。その後、フクロウから引っかかれ、鳥が活動してない時間に静かに食べ物を探すようになり、食料を得る大変さを感じてました。
第4章では、森の近くに住むヒト(兄妹)に出会います。彼らは翼を持つ子猫にとても驚きます。
猫たちは、「もし良い人間に出会ったら、もう食べ物を探す必要はない」と母猫から言われた時の事を思い出し、そっと兄妹へ近づきます。
兄妹は、最初は翼を持つ子猫たちに驚いてました。でも決して子猫たちを勢いよく掴んだりする事もなく、他の人に猫たちの事を話さないと約束しました。森での生活に恐怖を感じていた猫たちは安心できる場所を見つけるのでした。
◯付加疑問文(don’t they?)が使われています。(本文より引用)
“I didn’t know!” Both the sisters whispered back. “There was only one, yesterday. But they look nice-don’t they?”
「そんなの、私にわかるわけないじゃない」とどちらの妹もやはり小さな声で言い返しました。「昨日は1人(1匹)だったのよ。でも見たところ良い人(猫)たちだと思わない?」
◯付加疑問文
相手に軽い確認や同意を求める時に使われる文法です。
文章の語尾に(,)+動詞+主語の順番で書きます。肯定文であれば、(,)の後ろは動詞の否定形で、否定文であれば、(,)の後ろは動詞の肯定形です。
They look nice, don’t they?
いい人(猫)たちに見える。(そう思いませんか?) 人間の少女が兄へ、猫の女の子が兄へ、それぞれの兄へ同意を求めてます。
”You didn’t say there were two of them”
“「二匹(人)もいるなんて、お前言わなかったじゃないか」” この場面は、猫の兄妹と人間の兄妹が同じ内容の会話をしてます。似た者同士で彼らは親しくなれるのかもしれないですね。
短編小説ですが、絵本に比べると難しい為、章ごとに解説しました。各章には題はついてないのですが、もし題をつけるなら
1章: 子猫の旅立ち、 2章:子猫の成長、 3章:新たな場所でのつまづき、 4章:新しい出会いと題をつける事が出来そうです。
4章の新しい出会いは、読んでて和む話です。図書館で借りることができる本なので、ぜひ読まれてはいかがでしょうか。
閲覧ありがとうございました。
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